ondonpiのブログ

山と川の間に迷い込み、掘立小屋で自炊し、猫の額ほどの畑で自給し、大脳と小脳の世界に遊びます・・・

バイオトイレ、次のステップ

[気違い沙汰の上下水道]
バイオトイレ、最初に聞いたのはいつだったろうか?
もう二十年ほど経つのではないだろうか
本能的に直感した、これこそが本来の!、と

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日本全国津々浦々の、一億のお尻に、配管をめぐらす上下水道
これは気違い沙汰ではないだろうか?

現に上水道だが、民営化の法律が取り沙汰されている

これ以上の気違いを、続ける事が出来なくなったのだ
この愚行に日本国民、如何ほどの金と労力を捨てたのだろう
四人家族の私の家の上下水道料は、2ヶ月2万円だ
給料の何分の一かであり、GDPでも何分の一かに及ぶ筈だ
こんな物が、GDPだろうか?
昔は各人に於いて処理され、GDPにはカウントされなかった
イケダハヤト氏は言う、田舎に行くと、仕事、やる事、スタートアップが見えてくる、と
私も思う、都会は狂いだしている
 
[人糞肥料、攻撃キャンペーン]
もう一つ、戦後の人糞肥料攻撃、反人糞キャンペーンがあった
異常だった
犯罪者扱いだった
これがパン食運動プラス反米食キャンペーンと共に、荒れ狂った
(その時の学者と評論家、あの当時は知識人とも言った、それらは何を言ったかしたか、私は決して忘れない)
米国追従、米国企業戦略に盲になった、日本の姿だった
気が付いたら食料の半分は、アメリカ輸入になっていた
その後ろから顔を出したのは、Green  revolutionという美名に隠れた、悪魔の化学肥料、悪魔の農薬、悪魔の遺伝子組換えの、資本の論理一辺倒の、アメリカ農業だった
このグローバリズム、私は刺し違えてでも一矢報いたいと思う
 
[大小混合でスタート]
さてそのバイオトイレ、その後山小屋などで使われ出した
ただ臭いのだ、猛烈に
醗酵の臭いでないのは明らかだ
原因は、大小混合でスタートした事にある
最悪だった
昔と同じ、単なる腐敗だった
否、昔の便所でさえ、大と小は分けたものだ
 
[大小分離]
そう思っていた矢先、大小分離が言われ出した
これなら大は、乾燥する(させる)、臭わない、そして醗酵する
勿論立派な乾燥肥料となる
後は日々の産生と、年に数度の施肥時期迄の、具体的な保管方法だろう
 
一方小は汚いものではない、匂いもない
と言うと真っ赤になって、アンモニアだ、臭い、と言う人もいる
これは大が混じるからであり、或いは腐敗が始まったからであり、小そのものはほとんど臭わない
窒素リン酸カリが豊富な、優秀な液肥
濃いので、水で薄めて使う
足りないくらいだし、他人のも欲しいくらいだ
これも日々の産生と、数度の施肥時期の、整合が残る
 
[先ず便座]
さて大小分離可能な便器、ネットに多いのは木製椅子に穴を開けたり、座面を外しそこに便座を当てがうものが多い
その大便は、器におが屑を満たして受ける
これは十日分ほど可能で、一杯になったら次の器に代える
乾燥する(させる)ので、臭わない
発酵促進に米糠を、脱臭に籾殻燻炭を足せば最上だ
 
[私の便座]
便座椅子だが、私は木製ではなく、高い(長い)風呂椅子に、穴をくり抜き使った
この利点は、洗いが簡単な事にある
自宅の便器、週一度は掃除するだろう
便器は、何かと汚れる
それが木製だと、洗いが面倒だ
そこを考えての、プラスチック製風呂椅子だ
丸洗い出来るのは、心強い
受ける容器もプラスチックのゴミ箱の大きめの物に、最初から土嚢袋を入れ、おが屑を入れる
これを風呂椅子の中に収める
十日たって器が一杯になったら、その土嚢袋を袋ごと畑の集積場所に運び乾燥と醗酵を続ける
 
[小便]
一方の小は、これを漏斗などで器に受け、ペール缶(プラスチック缶)に入れる
これの保管だが、人は一日1.5リットルだから、十日で15リットルになり、ペール缶(プラスチック缶)一つになる
このペール缶が一杯になったら、これまた畑の集積場所に運ぶ
 
[畑の集積保管方法]
バイオトイレその物は、難しい事ではない
難しいのは、その後の保管と使い道だ
大の乾燥肥料は、土嚢袋が一杯になったら、
小の液肥は、ペール缶が一杯になったら、
それぞれ畑に運ぶのは言った
そこでの工夫と技術が、バイオトイレが続くか否かの肝となる
私は、高さ45cm、縦横90cmの木枠を作り、そんな構造物数個を畑の隅に置いた
上は波板やブルーシートの三枚重ねで、角材を渡し棟とし傾斜を付けて屋根とする
大の土嚢袋と、小のペール缶は、ここで保管され施肥を待つ
この利点は簡便な事と、昔の便所と違い家ではなく畑に保管する事、モジュール方式なので必要に応じて増やせる事、小屋は作るのが大変だが木枠なら設置や移動が気軽な事がある
勿論醗酵分解して臭わないのが、最初の目的だ

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