ondonpiのブログ

山と川の間に迷い込み、掘立小屋で自炊し、猫の額ほどの畑で自給し、大脳と小脳の世界に遊びます・・・

上品

春早く営農に行ったのは、前のブログに書いた
営農の、作業、仕組み、生産性、今の農業、これらの認識が根底からくつがえされ、得難い体験をさせてもらった

さてこの時実は、もう一つ私にとって事件があった
その内容、ようやく形になって来た
ハイ、上品な人に、会ったのです
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写真はS氏宅に今も残る、灰小屋です

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醗酵農法第二弾、プランタから畑へ

前回、プランターでの醗酵農法がたいへんうまく行った
吉田俊道氏の本は読んで深く納得できたが、現実はどうか?、不安だった
それが本の通りに行って、返って驚いた

10年間の自然農法の試行錯誤と失敗、たくさんの疑問、湧き上がる疑念・・・
これらのすべてに、醗酵農法で答えが得られた
そしてたかがプランターでさえ、大成功した
10年分の涙がこみ上げてきた、本当に嬉しかった
当然!、次は畑で実行、となる

下の写真は、四畳半のブルーシートに枯れ草
少なく見えるが、草刈り後の現場で雨風と乾燥の一ヶ月、生の時はこの3倍はあった
それを今回集めた
実はもう一つ、三畳のブルーシートにもある
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営農体験ルポ2、田植えと生産性

前回は確定申告のショック、営農誕生で農家が不動産屋になった事を知った
今回はその営農で田植迄だが体験して、生産性の不思議を知りたいと思った
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農業の生産性

以前、納豆を作った
自分で作って、わくわくした
大豆を煮て、納豆1パックを混ぜ、温箱で2昼夜
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本当に出来た!
びっくりし、感動し、たくさん食べた
他にも、味噌、どぶろく、糠漬け、梅干、ヨーグルト、パン、ピザなど、製作費タダのこの温箱でたくさん作った
毎日が楽しくて、たまらなかった・・・
(今でも一つ意味があると思うのは、生きる実感であり、自分の足裏がどこに着いているか、生まれて初めて知った幸せだった)

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確定申告、営農、賃貸、労働者、会社

確定申告で驚いた
米収入だとばかり思っていた農家収入が、営農への土地の賃貸料だと知った
従って確定申告書には、賃貸欄に記入した
ちなみにその賃貸だが、これは営農に貸すのではなく、県の公的機関に預け、これを営農が又借りする、という構造になっている
つまり農業の崩壊を防ぐ工作が、ここでも施されているのが分かる
当然営農の存在自体も、調べれば農林省なのだろうと確信する
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心の師匠、菌ちゃんふぁーむ

私の心の師匠、菌ちゃんふぁーむ、最初のトライです
 
この日の為に、漬物桶に、貴重な野菜くずを、米糠をまぶして毎日加えました
漬物と同じ、かぐわしい香りが立ちのぼり、いよいよ期待はふくらみます
 
さて当日です
木枠を囲み、

自然農法、長い歴史に幕

長かった・・・
もう40年だろうか・・・

あの時は添加物の事や、野菜の滋味劣化の事、誰も言わなかった
学者や評論家は、近代農業と大規模化と機械化、そして農薬と化学肥料と食品添加物を礼賛した

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驚くのは、農薬と化学肥料が普及する10年程も前に、それを学者が褒めそやし始める10年程も前に、近代農業が生まれてもいない敗戦前夜のその時に、その間違いに気がついた人が現れた事だっだ
その名を、福岡正信と言う
四無主義を引っさげて、現れた
無耕起、無除草、無肥料、無農薬だった
山は、誰も耕さず、誰も草を刈らず、誰も肥料をやらず、誰も農薬をやらない
それであんなに繁茂し豊かなのは何故か、と

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自然農法と自然農と自然栽培

今年は畑が出来なかった
この夏、母が二度倒れ、二度入院した
春先に育てたトマト胡瓜など夏野菜の苗は、定植後の面倒が見られず、草に埋もれて消えた
秋野菜の種付や苗作りもできなかった
無収穫だし、畑は荒れた
私の自然農法は、6年目に挫折した
 
直接的には母の看病だが、他にも理由がある
当ブログにも書いた糸川式の畝はつりと通路はつりだが、この草対策では畑半反に追いつかない、或いはシンドイ
またこの方法では土が裸になり、強烈な「違和感」を覚えた
これが気が進まなくなった、大きな理由だ
次に、秋野菜の準備が出来なかったのも、母の看病の他に、苗作りがどうにも「嫌」だったと言うのが底辺にある
まだある、そもそも畑の畝立て、畝作りが「嫌」だった
 
勿論答えは全部知っている
苗作りは、季節が足りないのと、草に負けるからだ
畝は、水はけを好む野菜が多いからだ
では、畝を立て、苗を作り、草をむしればどうなるか?
腐食が戻らず養分が枯渇し、肥料をやれば虫と病気を呼び、農薬に至る
私にはお百姓さんと、慣行農業の辿る道が、手に取るように分かる
 
それがふとした事から吹っ切れた、と言うのがこの記事だ
四つある、四枚の写真だ
木村秋則と自然栽培の世界」p233の写真

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下水改革と肥料改革;人糞、人尿、そしてあずま屋

[涼しい、あずま屋]
庭の一角に、あずま屋を作りました
廃材で柱、廃材の波板で屋根、古いすだれはそよ風涼し
制作費ゼロ円です
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入口両側には、ベンチをめぐらします
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野菜と畑、分かったかも?、その勘どころ

長い間ブログがあきました
素人の癖に、経済の事を考えていました
自分が作る野菜、生活が成り立たないくらい安い、何故だろう、と
それはまた後日として、今回は何となく野菜作りが分かって来た、そんな話です
 
[自給自足の必須作物、葱]
ネギは素晴らしい
長らく重宝してきたタマネギだったけど、それより甘く、冬と春に消える玉葱より年中畑に在り、そのお陰で自給自足がぐっと身近になった
この常備野菜と、季節の旬の野菜の種類を増やして回転し、端境期を短縮したい
冬の里芋、春秋のアブラナ科とニンジン、夏野菜のナス科とウリ科、これらを回す
穀類の米や、ジャガイモ、マメ科などは、通年保存可能だから有り難い
その意味でスーパーの野菜、これが途切れることがないのは、すごいなぁと感心している

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バイオトイレ、次のステップ

[気違い沙汰の上下水道]
バイオトイレ、最初に聞いたのはいつだったろうか?
もう二十年ほど経つのではないだろうか
本能的に直感した、これこそが本来の!、と

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日本全国津々浦々の、一億のお尻に、配管をめぐらす上下水道
これは気違い沙汰ではないだろうか?

柿の木、ズンド(寸胴)型

街を散歩していたら、すごい物が飛び込んで来た
柿の木の、ズンド型だ
先ずここで、柿の木はズンド型に剪定してはならない、という固定観念が吹っ飛んだ
しかも枝を四方に配りながら上昇し、形がいい
ズンド型は不格好と決まっているが、大したものだ

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庭木の剪定

[庭木剪定]
これは何故しなければならないか、山の木はそのまま育っているのに
一つには、庭が小さいからだ
園芸店のかわいい苗木は、たちまち二階に達する
二つには、木は一度切ると暴走する
切った所から枝が密生し、樹形を乱す
一度人間が手を入れると、ずっと面倒を見なければならなくなる、これが理由だろう

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鳩よけはペットボトルで、忍法直播き苗床

大豆で困るのは鳩害だ
水糸を張るとか、麦と混植するとか、皆試したが、皆ダメだった
そんな折、加藤義松氏の本に出ていた
大豆の鳩よけだが、大豆を畝に直植えしたら、ペットボトルを半切りしこれを被せる、と
早速鳩に喰われた所を、これで補植した
ちなみに氏によれば、鳩は土中の大豆をほじくるのでは無く、芽を出し双葉に割れた豆をついばむのだと言う
その双葉、苗にとっては母乳に相当する栄養のカプセルだ、と
これで初めて鳩害が、腑に落ちた
どうして鳩は、100%ほじくれるのか、やっと腑に落ちた
 
さて本題だがこの方法、これはまだ寒い春先の夏野菜の苗や、秋野菜の苗が始まる夏でも、使えるのではないだろうか

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