ondonpiのブログ

山と川の間に迷い込み、掘立小屋で自炊し、猫の額ほどの畑で自給し、大脳と小脳の世界に遊びます・・・

東京の一極集中、地方の過疎化、中華帝国

関裕二氏が、中国の歴代王朝で中央集権が育った理由を喝破している
それは、鉄と文明の興隆と共に、それまで有った原生林が破壊し尽くされ、山のない中国に大平原が生まれた事、これを理由として挙げている
長い間の疑問の澱がハラリと落ちた

 

これが日本では、脊梁山脈があり、原生林を破壊し尽くすことは出来なかった
統一権力が生まれようにも、各地の山岳を利用したゲリラが残り、これを一掃する事は不可能だったからだ
 
そこで、気がついたことがある
近年の東京一極集中と、地方の過疎化だ
つまり事情が変わったのは、第二次大戦後ではないだろうか
高速鉄道と、高速道路、一般道の充足、これが山地を平原にし、流通と集中が高じた、と
 
地方の過疎化の原因を、今までは明治維新と思っていた
更に気がつけば、参勤交代による、江戸の消費都市化、これがその元である事も知った
そして今回、中国と同じ、交通網による日本の平原化、これも加えて良いように思える