ondonpiのブログ

山と川の間に迷い込み、掘立小屋で自炊し、猫の額ほどの畑で自給し、大脳と小脳の世界に遊びます・・・

味覚が変わった

糖質制限ダイエットの第一人者と言われる桐山秀樹が死んだ、とか
時の報道では、やり過ぎは良くない、という論調だったようだ
また白澤卓二氏の「砂糖」をやめれば10歳若返る!、と言う本があった
これも砂糖を始め、あらゆる糖質を非難し、ソフトドラッグと言っている
ただ、多少同調出来るのは、糖質と言っても、純粋な糖質、精製された糖質を非難している所

 

さて私は、道志に住み、半分ほどだが自給自足できるようになった
幾つか嬉しいことがあった

その一つは、生きてる実感

自分の作った野菜を食べる、と言う非常に分かり易い生活だ
また、食事は野菜中心になり、肉は味付けの方向性ぐらいに思うようになった
以前は、肉がメインディッシュだと思っていたのだから、驚きだ
 
二つ目は、消費生活からの脱却と創造
サラリーマンは、その得た給料で、食料と消費を買い続けている
仕方のない事だが、これは消費生活の無限地獄に陥いる
行っても行っても満足感や充足感が得られず、飢餓感がまとわりつく
大げさに言えば、悪は悪の限りを知らず、善は善の棲家を知らない
消費だけでは、ケージのブロイラーみたいになり、自分を失うのだ
これの解決は生活に創造を取り入れるしかないと思う
畑に種が芽吹き、家の周りや生活の工夫と、廃物や不要物をに手を加え生き返らせるのだ
これで初めてかつえが終わる
 
三つ目は、5年越しのアトピーが改善
勿論医者に行ったが、無視された
テレビを見れば、ダニやハウスダストが原因かと、布団や家を掃除した
本を読んで、ポリフェノールやEM1も試した、活性酸素に抗するとの謳い文句だった
それが、道志の別荘生活で、いつの間にか直った
正確に言えば、忘れてしまうほど大幅に改善した
私のアトピーは、食品添加物だったのだ
横浜の自宅から離れたら、食品添加物からも逃れられたのだ
 
私の体は、リトマス試験試験紙になった
市販の食品を一つづつ試し、二三時間後に痒みが出るか否か
分かったことは、ビニール袋に入ったものは全部、工場で生産されたものは全部、アウトだった
当然だ、メーカーが食品添加物を使わない筈はない
ビニール袋に入っていないが、卵や鶏肉もアウトだった、ブロイラーは抗生物質入りの餌を食べさせられている
驚いた事に健康食品の筈の、玄米も駄目だった
さてはと思い、これを白米に精米すると、アトピーは出なかった
つまり、胚芽の部分、糠の部分に農薬や肥料がたっぷりと吸収されていたのだ
今は、栽培法の分かっている知人から買っている
ここらへんは、赤峰勝人氏の本、ニンジンの奇跡、で既に詳しい言及があり、体から深く納得できる
 
四つ目は、味覚の原始人になった!
自炊を続けていたら、素材には味がある、と知った
人参には人参の、大根には大根の、玉葱には玉葱の・・・、以下省略
女の人なら子供でも知っていることを、60近くで初めて知った、あぁ恥ずかしい
人の車に乗っていたら道は覚えない、自分で運転すると道を覚える、それと同じだろう
決定的だったのは、粗塩を使った時だった、味がまるで異なる、体が深く納得した
後は玉突き衝突だった、玄米と白米、山菜と野菜、黒砂糖と白砂糖・・・
体が深く納得するものが、美味しいものだった
 
振り出しの桐山秀樹と白澤卓二に、一部戻る
桐山氏は糖質の全否定で突っ走り、死んだ
白澤氏は精製された糖質を、ソフトドラッグとして排する
二者の合意は、精製されたものの否定、ではないだろうか
例を塩にとれば、昔なら塩を摂れば同時に、他の微量必須ミネラルも沢山摂れた
ところが今は、塩を食べても、塩化カルシウムしか体に入って来ない
同時に入ってくる他のミネラルがないので、体は何かが足りないと思い、もっともっとを要求する
それで高血圧になるのでは、と
砂糖や糖質や炭水化物を食べれば、無知な私は名を知らないが、付属する何か(?)も同時に得られる筈
ところが今は、精製された糖質しか入って来ない、体は満足の感覚を失い、食べ続ける
それが糖尿病では、と
精製塩で高血圧、白砂糖で糖尿病、他の生活習慣病も皆、このパターンではないかと、薄々睨んでいる・・・