病気の理論化・体系化=ダイエット・健康法・病気を、地球生命誕生の45億年から紐解く
素晴らしい本に出会った
藤田紘一郎氏の「50歳からは炭水化物をやめなさい;病まない・ボケない・老いない腸健康法」、だいわ文庫から2016年刊行
この本には驚いた
糖質ダイエットの本でありながら、体と病気の理論化、体系化の意図が見える
カロリーダイエットや糖質ダイエットの各種、健康や病気の、様々な本がある
本屋に行けば百花繚乱だ
私も年齢と共に変調を感じ、折々にそれらの本を買った
それらの本、
病気が違えば治療法も異なり、本の内容も理論も、各々別々なのは当然だと思っていた
しかし、同じ病気や近い症状なのに、療法や意見が正反対の本もあった
疑念が芽生え、各医師の独断や結果の押し付けは、いつしかウンザリし始めていた
そうではなく、いつしか病気の原因や理論を求め始めていたように思う
別の言い方をしよう
例えば成人病の、ガン、脳卒中、心臓病、糖尿病、
西洋医学はこれらが発病してから、それを押さえ込もうとしている
しかし、それはおかしいと思う
治療法が対症療法になっており、根本治療にはなっていない
病気は正しいのだ、体が間違っているのだ
体が間違っているから、病気は正確にきちんと発病するのだ、と思う
その時出会った本だった
さてこの本は、ダイエットの本であり、ダイエットから始まる
全部書いたら、本そのものになるし、以下は私の感動の抜粋編になる
[解糖エンジンとミトコンドリアエンジン]
肥満は栄養とエネルギーの過多であり、これを減量すれば良い、それだけである
問題はそのエネルギー産生が、50歳を分岐に、解糖エンジンからミトコンドリアエンジンに交代する
若い時は炭水化物が、老いてはタンパク質が、燃料になる
従って、減量する対象が、若い時と老いた時では異なる、と
これを知らず老いてそのまま炭水化物を摂り続ければ、これ皆肥満脂肪に蓄えられる
これが中年太りであり、使われない大量の糖質は糖尿病を誘い、老いての糖質ダイエットの所以だ
[活性酸素が起す成人病と老化]
それどころか、老いての炭水化物摂取は、大いなる逆効果に見舞われる
ミトコンドリアは、タンパク質と呼吸した酸素を使うのだが、
糖質過多のままだと、ミトコンドリアエンジンにスイッチが入らないために、
その酸素の行き場がなく活性酸素となり、これが自分の体を攻撃し始める、と
この活性酸素、皮膚を攻撃して皺・しみ・内蔵劣化、つまり老化となり、
細胞の遺伝子を破損して癌細胞に変化させ、
つまり、病気の理論化・体系化の垣間見られ、これに驚いた
[癌細胞の先祖帰り]
もう一つ、驚いた事がある
更に驚くのは、癌細胞とは、正常細胞が活性酸素に侵され、先祖返りした現象だと云う
細胞が壊れて癌細胞になるという説明は溢れているが、何故決まって癌化するのか、
これの説明で、深く納得できる
[活性酸素発生物質]
[抗酸化物質]
[硬水]
ミネラル、就中カルシウムの多い水、
[腸内フローラ]
野菜や玄米に含まれる植物繊維、発酵食品、ヨーグルト