ondonpiのブログ

山と川の間に迷い込み、掘立小屋で自炊し、猫の額ほどの畑で自給し、大脳と小脳の世界に遊びます・・・

畑と草

草は、畑の大問題だ
私の畑は7畝ほどで、家庭菜園より大きく、プロとは比較にならない、そんな規模の、草対策の話になる

最初、黒いビニールシートをかぶせたが、それでも草は生えてきて、ビニールを下から持ち上げる
その草取りはビニールを一々めくらねばならず、無い方がよっぽど楽だった
それ以来ビニールは使っていない
またそのビニールの始末にも困った
ゴミ出しで、拒否された

f:id:ondonpi:20170604213418j:plain
その草対策、ネットを探して、糸川式と言うのを知った
一言で言えば、畝表面や通路の草を平鍬ではつる事により、草を削るのだ
腰をかがめて長時間の草むしりより、立っての作業になりずっと楽だった

はつった草と土はチャーハン状となって通路にたまるので、これを必要に応じて鍬で畝に戻す
事実上の土寄せ作業になり、草取りと合わせて一挙両得とも言える

畝表面をはつる為には、畝に工夫が要る
畝には一列しか植えない、と言う事だ
そうすれば、その苗、その野菜の、両側の畝表面をはつる事ができる
さて細い畝に一列しか植えないのは不経済だから、この畝は二本一対のペア構造で作る
或いは、広い畝の中央に細い溝を切る、と言った見かけになる


この糸川式、大変便利で楽ちん、一反くらいなら一番いい草対策だと思う
加えてもう一つ、重要なメリットがある、肥料だ

私は化学肥料は使わない、虫や病気を呼ぶからだ
使えばその駆除の為に、今度は農薬を買わなければならない
肥料と農薬、この二つを買えば、野菜は店で買った方が安くなる
もう一つ、私は食品添加物や化学肥料や農薬の、アレルギー体質だ
畑をやりだした理由は、これもあった

さて糸川式の凄い所は、その方法、その作業過程の中で、草を肥料化しており、肥料をやる必要が無い、と言う事だ
これで、草取り、土寄せ、施肥と一石三鳥になろうか

私は畝はつり後、ある時そのチャーハン状の草と土を放置して置いたら、堆肥化している事に気が付いた
これを畝に戻せば、施肥となる訳だ
その時まで私は堆肥枠を作り、刈払機の草を集め、半年一年かけて、堆肥を作っていたが、やめた
この堆肥、集めるのも、一年かけるのも、畝に撒くのも重労働だが、これから開放された
以来、刈払機で出た草は、畝の通路に盛っている、それを踏んで歩いている

後、肥料関連では、籾殻勲炭を作っている、土壌の酸性化防止だ
私の畑は春になれば、ハコベオオイヌノフグリ、オドリコソウ、ホトケノザなどに厚く覆われる、これが自慢だ
因みに毎年石灰をやっていた人の畑を引き継いだが、次の年にはスギナがびっしり密生した、強酸性だ
石灰とはそんな物かと思った

もう一つ肥料としては、大豆を植えて回転させている、窒素肥料の為だ
あと足りないのはカルシウムかと思うが、いまの所名案がない・・・