ondonpiのブログ

山と川の間に迷い込み、掘立小屋で自炊し、猫の額ほどの畑で自給し、大脳と小脳の世界に遊びます・・・

コロナで萎えた、山の先輩

本番前の足慣らし、先輩に誘われました、諏訪湖近くの入笠山
9合目までケーブルカー、高山植物と見晴らしが売り、だそうです
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駅の改札を、一人、また一人と、その人を探しますが、見逃したのでしょう
突然後ろから、声をかけられます
私はびっくり仰天、その人の変わり果てた姿に
足をズリながら進む歩幅は20cm、その遅さは人の半分、いや5分の1、10分の1
声を失います、もう病人ではありませんか
その足で山へ行く気か、と

向かう車中で必死に問います、一体何があったのか、と
その話、重い口を要約するとコロナなのです
外出禁止令を正直に守り、一歩も家を出なかったのです
そして老人の筋肉は、完全に失われたのです

正直者とは知っていましたが、ここ迄とは思いませんでした
もう一つ、筋肉の恐ろしさ、素晴らしさです
頭は、筋肉の後から付いて来ます
大事なのは、アウターとインナーを合わせた、筋肉なのです
時あたかも母が、去年は2回3ヶ月、今年は2回4ヶ月の入院で、去年は筋肉が失われ、今年は脳が失われました
私は西洋医学を激しく、憎まずにいられないのです