ondonpiのブログ

山と川の間に迷い込み、掘立小屋で自炊し、猫の額ほどの畑で自給し、大脳と小脳の世界に遊びます・・・

山は、楽し

丹沢塔ノ岳は表尾根、楽しかったです、久しぶりです
 
かつて十年余にわたり通いつめた丹沢、ここ十年ほどは畑にかまけ、ごぶさたでした
体力、筋力が落ちている筈で、不安でした
だめな時点で引き返えせばいいと、だましだましのスタートです
 
ヤビツ峠を過ぎ菩提峠に車を止めます、8時前でしたがもう30〜40台がびっしり
日本武尊の足跡を通過、二ノ塔から三ノ塔へはすぐでしたが、逆にもう忘れているのだなと思います
 
その三ノ塔の避難小屋、立派になっていてびっくり、両側の窓にテーブルと椅子、部屋中央にもテーブルと椅子、オシャレ〜、日本一〜
建材もやはり進歩していますね、普通住宅もそうですが木材から新建材の移行期に見られた安物感、違和感が無くなりました、勿論耐震性耐久性に優れます
 
次いで烏尾行者ガ岳へ
この行者ガ岳の痩せ尾根、鎖場が三回連続し、圧巻のポイントです
一番最初知らずにここへ来た時、怖くて地べたに貼り付いたものです
 
それも今はすんなり通過、それより次の政次郎の頭、こちらの痩せ尾根の方が、今回は恐怖感高度感を感じます、特に降りる時

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書策広場は、書策新道を開いた、はがねの精神の、書策爺さんの夢の跡です、腐った柱も今は片付けられました

私の回り、どんどん人が居なくなります
胸が焼けるように渇くのです
 
新大日には、崩れて天井の抜けた小屋が傾いて、昔のまま立っています
次の木の又、木の又小屋やっていますね、いいですね〜
その健在ぶり嬉しくなりますし、女性的なセンス、ほっこりします
 
目的の塔ノ岳、頂上に向かいます
そこに何やら、黒い雲

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近付けば、オオ霧氷、霧氷ではありませんか!
何と美しい

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そして頂上、西には富士山

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東に相模湾

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ホントに良かった、来てよかった・・・
 
最後に一つ、私は馬鹿だったなぁ〜、若いという事はそういう事かぁ、と思う事が在りました
この表尾根は、起伏の激しい尾根です
菩提峠から塔ノ岳に至るその尾根には、次のピークがあります
二ノ塔、三ノ塔、烏尾、行者ガ岳、政次郎の頭、新大日木の又
これらのピークは皆、自分の尾根を、両脇に或いは片方に従えている、と言う事です
つまり皿に、刺し身が盛られたように山が並び、その刺し身のてっぺんを乗り越えながら歩く、そんな尾根になっている、という事に今頃気がついたのです
つまり若い時と言うのは、な〜んにも知らないで登っていたのだな、という事に気が付いたのです
最近は、古代史、自然農法、経済と、次々と見えて来、嬉しくも不思議ではありましたが、山でも同じ事を思いました