ondonpiのブログ

山と川の間に迷い込み、掘立小屋で自炊し、猫の額ほどの畑で自給し、大脳と小脳の世界に遊びます・・・

結論が出た、醗酵農法だった

写真のプランター、その玉葱、お分かりになるだろうか?
その玉が大きく、育っているのをf:id:ondonpi:20210515092638j:plain


10年ほど前、原野を開き植えた玉ねぎは、4割が消え、3割が溶け、玉になったのは3割程だった
問題はその大きさだが、ビー玉程度でゴルフボール大は一つか二つだった
本やネットをあさったが、肥しをやれ、の一点張りだった
同じ経験は、里芋でも味わっている


他にも自然農法での失敗は多いが概して言えば、小粒、不格好、不揃い、これは自然農法の証明、避けられない事かと思っていた
多くの人もそう思っているだろうし、自給自足ならこれでもいい


でもこれが商品化を阻み、極度の低生産性の最大原因と知ったのは、庭先で100円ショップをやった時だった
私はこの時経済というものを、生まれて初めて考えた
現在の経済は、生産性の鉄則で貫かれている


その失意で発見したのが、吉田俊道氏の醗酵農法で、去年夏のブログにもアップした
早速実験したプランターで、これもアップした
一つは川原から大量の、かさで言えばプランターの4倍ほどの草を刈り、カッターで切り、半乾燥させ、米糠を振り、土と混ぜた
2週間ごとに切返す事数回、その後二三ヶ月寝かせて完成
もう一つは、日々の残飯や料理の野菜くずで、同じ事をしている


その土に去年の晩秋に玉ねぎの苗を植え、半年経ったのが上の写真だ
大粒で、見栄え良く、粒揃いだ
驚いた、自然農法の悪を全部クリアしている
生産性の勝利、醗酵農法の勝利だ
涙が出るほど、うれしい