ondonpiのブログ

山と川の間に迷い込み、掘立小屋で自炊し、猫の額ほどの畑で自給し、大脳と小脳の世界に遊びます・・・

農作業と物置

畑を作りだすと、物置や作業小屋が欲しくなる
道具、収穫物、肥料等、家の中や納戸には、大き過ぎたり多過ぎたりで入らなくなるし、肥料など入れたくない物もある
 
で、作った、お隣さんから貰った廃材だけで

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一間の長さの細板だけで、4本の柱と上下の横板とかすがいの構造物が出来た
これが面白いのは、作りがシンプルで、これをモデュールとして左右に継ぎ足せば、いくらでも広くなると云う事
鳥小屋を作りたかったが、近所の反対で叶わなかった
今は、柱を寸詰めし、肥料などの物置に作り替えた

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籾殻燻炭のこつ

冬の風物詩、三年目だ
今回初めて、うまく行った、と思った
 
最初のコツは、風の無い日を選ぶ事だろう、風に籾殻が飛ばされる、当り前の話

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次は、点火の工夫だ
枯木と新聞紙、これを土の上や、私の場合はトタン戸の上で着火するのだが、風があれば勿論、無くても難しい
それを、今年はいい方法を思いついた
ゴミ焼き用のペール缶で、先ず火を起こし、 安定したらひっくり返すのだ
火が落ち着いたらすかさず、逆さロートをかぶせ、煙突を立てる

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次いで、逆さロートの回りに、籾殻を積んで囲む
スコップで掻き上げ、棕櫚箒で履き上げる

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二つ目のコツは、小まめな掻き上げだ
煙突の回りから焦げ、火が着く
これを几帳面に、箒で掃き揚げて、火を消すのだ
均質で上等の燻炭の出来は、これに掛かっている、と知った

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続けていると、首の所だけでなく胴の所も黒くなる
完成間近だ

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掻き上げても、黒い燻炭ばかりで、籾殻が見えなくなったら、煙突を引き倒し、ロートを取り除く
スコップで広げてならし、粗熱を冷ます
 
最後のコツ、と云うか、以前はジョウロで水を掛けていた
予熱で炭化が進むのを止めようとの積もりだったが、無駄な取り越し苦労だった
何もしなくて良い、と今回知った
熱いから流石にビニール袋には入らないが、ペール缶に入れて畑に運び、手箕に取り、畝に撒いた

生ゴミはどうしてますか?

以下は、小さな小さな、生活の知恵
生ごみの処理の方法です
図のトレイは、プラバケツの底を切り取ったものです
小さな洗面器や植木鉢の皿でも良いでしょう
口が広く浅ければOKです
これに、 白菜、キャベツ、人参、ジャガ芋の皮等などの生ごみを、シンクに入れたり濡らしたりしないで入れます
つまり、濡れない、濡らさない、濡らす必要はないという発見です
 
これを始めたのは、生ごみ堆肥が目的で、これをこのまま堆肥枠に放り込む事に発します
その時、濡れた生ゴミは発酵せず腐敗し、蛆が湧き悪臭を放ちます
その為に考えた方法ですが、普通にゴミ出しするのも、 水切り不要ですから この方が便利ではないでしょうか?

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慣れると便利で、返って三角コーナーを疑問に思います
切った野菜屑をシンクに落とすから、濡れるのはあたり前、と云う先入観が巣食ったのでしょう
そしてその先入観は、排水のごみ受けトレイからの連想、発想ではないでしょうか
そのゴミ受けの野菜くずは、広いゴミ皿の上でパンパンと底を叩けば良いのです

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草取り、草削り

 

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中央の棒の両側に、畝が2列ある
左側の畝は、春の草にびっしり覆われている
右側の畝は、平鍬で削り取られ、土が見えている
よく見れば、 畝の天辺が残り、両側が削られている
この畝2列とも、らっきょうが植えられ冬を越したのだが、春を迎えた今、このままでは雑草に負ける
 
そこで 草取りをしようとした訳だが、問題はその草取りの方法にある
まともにやれば腰をかがめて丸1日の作業になる
そこで、らっきょうが植わっている中央を残し、その両側を平鍬ではつった
勿論左側の畝もこれから作業をする
細く残った中央だけの草取りなら、軽作業だ
 
削られた表面は通路に落ちる
時期を見て、今度はその通路をはつりながら通路の草も削り、チャーハン状になったその土を、畝に盛り戻し、らっきょうに土寄せする
 
お気づきだろうか?
この方法だと、草が無駄にならず、全部土に帰り、肥やしになる
現に私は化学肥料は買ったことがない
石灰も買わず、籾殻燻炭を作り、これを撒くだけだ
それだけで私の畑はアルカリに転化し、しつこいスギナが消え、春になればびっしりとした春草で覆われる
ハコベナズナオオイヌノフグリホトケノザヒメオドリコソウ、ハキダメグサは、土が出来上がった指標だ
石灰をまいた隣の人の畑は、この時期草一本生えて来ない
まるで死人のように不気味だ
石灰と籾殻燻炭、その優劣、私には自明に見える
 
後は、畑の周囲の草地を、年に数回、刈払機で刈り集め、堆肥枠に積み込み、できた堆肥を翌年に有機肥料とする
私は化学肥料とは、かたわを作るものだと思う
手足だけが長い、頭だけが大きい、そんな奇形児を作っているように見える
 
もう一つ害虫のことがある
私の野菜は害虫の被害が少ない
化学肥料をやった隣の人の畑は、虫がたかる
この為ネットを張り、農薬を散布している
私は虫は、化学肥料を目指してやって来るのではないかと思っている
化学肥料で奇形となり病気になった野菜が、病気になり虫に食われるということではないかと思っている
虫に食われた野菜を見せ、「虫喰いは、虫が食べるほどおいしく健康な野菜です」と云うのは逆だと思う
人間も同じ、健康な人は病気にならない
風邪をひくのは、体力の落ちた人だ

芋洗

 

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盥に、ジャガ芋や里芋を入れて、水を張ります
そこに丁度の幅の板を刺し、揺すります
芋も多いと、一個一個洗うのは不可能になってきます
上の方法だと、腰を屈める事もなく、楽ちんです
(もっと多い場合は、竹で編んだ樽に入れ、これを流れに浮かべて水車とし、自動で洗う、と言う方法もあったのですが・・・)

堆肥枠

写真は、私の堆肥枠です
これに、春夏の刈草や、秋の落ち葉や、毎日の残飯を入れます
半年したら、枠をスポンと抜いて横に置き、堆肥を移し天地返しをします
臭くはなりません
蓋も不要です
と云うか、土地によっては、蓋をすると蛆が湧きます
また良かれと、米糠を混ぜても、蛆が湧く事があります
放置しておけば、雨と太陽の湿気と発酵菌で、見事な堆肥が出来上がります

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丸太をチェーンソーで切る時の、馬

別荘の楽しみの一つ、薪ストーブだ
丸太を集め、チェーンソーで輪切りにし、斧で割る
さて薪を地面に置いたのでは、チェーンソーは使えないから
台が必要になる、この台は馬と云う
で、これを作った
少し凝って、ホゾと云うか、切り込みを入れた
人生初めての体験、自分に出来るだろうかと思ったが、あっけなく終わった
電気鋸で浅く切込みを入れ、のみで切り落とす

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温室、乾燥、はさ掛け・・・

家庭菜園で自給していると、温室や乾燥室が欲しくなる
大豆や、ライ麦や、じゃが芋などなど、収穫後に乾燥させなければならない
 
で、温室を作った、ご近所から貰った廃材だけで
材木の長さが180cmだったので、これでサイコロを作ったのだ
上の辺には多少の勾配をつけた
上に2~3本の棒を渡せば、波板3枚で屋根ができる
横はビニールを貼れば良いのだろう
出入り口にはドアも必要になる
と考えたら、今後は多少の出費になることが分かった
ただ、この方法の利点は、素人でも簡単に作れるはモジュール形式だ
継ぎ足せばドンドン大きくなる
最初は、鶏小屋を作りたかった
近所の反対や、毎日の餌やり、私には無理だったが・・・

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アトピーと、糖質制限

[糖質制限と乾燥肌]
何がきっかけだったろう・・・
ダイエットのつもりで、はやりの糖質制限の本を二、三冊読んだ
なかなか説得力があったので、試しにと、やり始めた
糖質を制限するのは当然、他方タンパク質と野菜を増やせと云う
因みに野菜は人の数倍摂っている、家庭菜園をやっているからだ
私の健康法の歴史、謳い文句の効果より、副次的な効果での恩恵が多い・・・なぁ
糖質制限の効果は知らないが、その副産物というべきか
驚いたのは、顔を洗う時、肌がすべすべになった事に気が付いた
肌が潤っていたのだ

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西洋医学とは

盛大な定年のお別れ会、有難い事でございます
 
皆様のほかにもう一つ、感謝を申し上げたいのは、会社に対してです
私のような何の能力もない者を、雇ってくれ、給料をくれました
家を持ち、妻を持ち、子を養いました
奇跡に近い事と、本当に感謝しています
 
また、こんな奇跡は、一人、会社だけの力でしょうか?
はい、戦後日本の舵取り、戦後政治家の確かさであります
それが心底、有難いと思うのです
日本の長い歴史を振り返っても、これほどの期間続いた平和と豊かさ、稀有ではないでしょうか?
 
さて定年を迎えると、人は立ち止まり、後ろを振り向く物なんですね
私、ゾッとしました、自分の足跡が無いのです
会社の足跡はある、日本国の足跡もある、でも自分の足跡は無いのです
給料を貰って働く労働契約だと思っていましたが、どうも奴隷契約だったようです
なので、残り短い余生を賭け、明日から自分の足跡を作ろうと思います
少し時間を頂いていいですか?
今、足跡を、言いました
そこで質問です、さて皆様、皆様には足跡がありますか?
定年になって振り向いた時、足跡はできているでしょうか?

一向一揆

○○様

この夏に故郷に帰り、亡き父の報恩講をもうしました。その時に、私が師事するお坊様と親しく話す事ができ、幾つかの本とヒントを教わりました。私が長らく疑問に思っていた、越の国の、ひいては日本の、凡そ鎌倉時代以降ではありますが、何が起こっていたのかが、分かったような気がします。久々に、気分が高揚しています。

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病気の理論化・体系化=ダイエット・健康法・病気を、地球生命誕生の45億年から紐解く

素晴らしい本に出会った
藤田紘一郎氏の「50歳からは炭水化物をやめなさい;病まない・ボケない・老いない腸健康法」、だいわ文庫から2016年刊行
この本には驚いた
糖質ダイエットの本でありながら、体と病気の理論化、体系化の意図が見える

糸川式の草削り、追記

今日は4月の中頃、畝の草取り作業を、糸川式でやった
畝の草を、平鍬でハツって通路に落とし
次には通路の草をハツって、チャーハン状になった土と草を、畝に戻す
同時に土寄せ作業が、終わっている
この時、畝を直したり高くしたりの、補修もできる
ちなみに、平鍬はその先を研いで鋭くしておく
 
さらに言えば、糸川氏は最初から完全な畝を作ろうとするな、と
氏は完全を、思っても求めてもいない、状況に合わせての融通無碍
畝ハツリを今日行い、通路ハツリは明日でも来週でも、これも融通無碍
腰をかがめないので作業が楽なのは勿論、加えて精神的に、すこぶる楽チンなのだ
 
その糸川式の畑、畝に特徴がある

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先ず畝幅は4尺と広く、通路幅も2尺と広い、合わせて6尺取る
その畝の真ん中に、細い溝を作る
つまり、2本で1対の畝をたくさん作り、これで畑を構成する
畝表面をハツッた草も、この溝や通路に落とす
草の他にもこの溝と通路には、残飯や薫炭や堆肥を入れる、つまりここが堆肥場なのだ
然る後、必要に応じてこの溝や通路をハツリ、チャーハン状の土と草を、畝に盛る