ondonpiのブログ

山と川の間に迷い込み、掘立小屋で自炊し、猫の額ほどの畑で自給し、大脳と小脳の世界に遊びます・・・

取っ手が外せる、鍋とフライパン、買った

取っ手が外せる、鍋とフライパン、買った
収納がコンパクト、これがうたい文句だが、なまくら者の私はもうひとつ、重要な一点を見逃さなかった
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作った料理は皿に器に盛る、この常識が私にはウザかった
鍋で直接食べれば、手間が省ける、洗い物が半分になる
下品と言うだろうが、器が美しければ、返ってナウいし感動するし、常識打破のインパクトがある


私はアホだったから、評論家や料理研究家の言われるままだった
鍋と言われれば、鍋に走った
鉄フライパンのチャーハン、ステーキ、そのうまさ、店を上回った、今までの物は何だったかと、深く落ち込んだ
鍋は南部鉄
ステーキと根野菜のオイル蒸し、おじや、リゾット、ポトフ、そのおいしさに絶句し、この世の物かと思った


ただ・・・
鉄はその扱いが難しい
鉄は水の親和性が強く、肉野菜の水分と結合し、くっつき焦げる
これを避ける為、水を飛ばす予熱が欠かせない
これはこれで別の問題が発生する
肉野菜の旨みを引出す弱火と矛盾する、これに悩んだ
使用後の洗いも、洗剤が使えず、熱処理、事後の油コーティングも要る
この欠点をホーロー引きで補おうとしたのがココットロンド、ストウブだ
ただこのホーロー、炒め物が苦手だった
私はだんだん、嫌になった


解決は水島弘史だった、フランス料理は低温料理だ
銅鍋などで、ゆっくり炒めゆっくり煮る
これがうまいのだ、低温こそが肉野菜のうまみの原理と知った
これができれば、鉄は必須ではない


私は鉄から離れた、土鍋に振り向いた
土鍋がおいしいのは、温度がゆっくり上がるからだ
これでご飯を焚けと言うのはその為だが、現今の電気炊飯器は数万十数万、狂騒曲としか思えない
温度調節で簡単に、解決できるのに
どんな鍋でも焚けるのに
さて土鍋の最大の欠点は、炒めものができないことだ
洗いも乾燥も、ひと手間多い
私は土鍋から、離れた


アルミパンでステーキを作ったことがあるだろうか
瞬時にくっつきボロボロになる
これにテフロン加工、ダイヤモンドコーティングなど施した夢の鍋、これが今を席巻している
私もこれが最高、終着点だと思う
注意点、肝心要、原理原則は、低温にある
これさえ外さなければ、料理は必ずうまくなる
レストランより、うまくなる


これに、なまくらと、美学を付帯したのが、取っ手が外れる鍋とフライパンだった
鍋は20cmの深鍋、フライパンは20cmと26cm、この取り合わせも、私にはベスト、ベスト、ベスト
鍋が18cmの組合せのメーカーもあるが、18cm深鍋は小さ過ぎる
高いティファールだが、サイズが21cm25cmなどと、日本のサイズと異なり、ガラス蓋が合わなくなる